こんにちは。

EBIHARA Yuichiro <uiebi@xxxxxxxxxx>さんの
<20040805062428.77097.qmail@xxxxxxxxxx>
"[mysql 09949] Re: データのロックについて"

> ちょっとここの部分がよく分かりませんでした。
> 「Webアプリケーションでは」という前提で、InnoDBでトランザクションを利用し
> ないほうがいいということですよね。
> よろしければその理由について教えてもらえないでしょうか。

　4.0.15/Win、3.23.58/LinuxでInnoDBを試していた時の話なのですが、色々不
可解な現象に見舞われて、「InnoDB、ダメポなのかなあ？」などと思ったりした
訳です。例えば、

(1) テーブルBBBのintフィールドIDに1が入っていて、
　　端末１："update BBB set ID=2 where ID=1"
　　端末２："update BBB set ID=3 where ID=1"
　　端末１："commit"
　　端末２："commit"
をAUTOCOMMIT=0で行った場合、IDの値が２ではなく３になってしまう場合がある。

(2) テーブルBBBのintフィールドIDに1が入っていて、
　　端末１："update BBB set ID=2 where ID=1"
　　端末１："commit"
をAUTOCOMMIT=0で行った場合、端末１からselectで見るIDの値は２、端末２で見
る値は１の様に不整合が生じる場合がある。

　今やった所、(1)は再現出来なかったのですが、(2)がWinで再現されてしまい
ました。どうすれば確実に再現出来るのかは、ちょっとわかりませんけど。
selectの後に commitが必要な場合がある等、もう訳が分かりません。

　その後で変わっているなら、ごめんなさいね、です。


> またOracle8でテーブルロックが利かない、というのは聞いた記憶にないのですが
> 、どのような条件の場合なのでしょうか。

　 Webベースシステムでありがちな、同じIDで複数の接続を行う場合、テーブル
ロックは効きません。排他ロックでも、他の接続で読めちゃうし、書き込めちゃ
いますね。 Oracle8.0.5、8iなWin/Solarisで確認。

　Oracleでテーブルロックなんてあまり使わないでしょ？だからじゃないですか、
聞いた事が無い、と言うのは。

　随分前の話ですけど、OracleMaster(Gold)な人がテーブルロックを使う設計を
してて、「それマズイよ」とちょいと言ったら「そんな馬鹿な話は無いですよ！
ちゃんと動きます！」と凄い剣幕。で、実際に見せたら、ショックを受けたみた
いですね。まあ、接続単位ではなくて接続ID単位でロックが有効になる、ってだ
けの話でしょうが、 そのOracleMasterな人も接続ID単位でとは思っていなかっ
たみたいですね。


> ご参考まで、そこはOracleも同じです。
> TCPなどのアプリケーションよりも下のレイヤーで切断を検知できない場合にしば
> らく残ってしまったり、たまにはBugとかもあるようですが。

　SunUSPARC/Solaris7/Oracle8.0.5/TCP＋SunUSPARC/Solaris7/CGI/TCPの場合、
タイムアウトを付けてなければ、全然ロックは外れません(でした)。DBサーバの
再起動が必要です(でした)。


> いわゆる楽観的ロックというやつですよね。
> ただ、この場合にもトランザクションやロックによる排他制御が不要かと言うと
> そんなことはなくて、単にロックを保持する期間を非常に短くできる、という程
> 度のことだと理解しています。

　チェックと更新をアトミックな１クエリで出来るならば、ロックやトランザク
ションは不要ですね。例えば、"update .... where CheckFld=[元のCheckFldの
値 ]"の様な感じで。アトミック・トランザクションもトランザクションでしょ！
がご主張ならば、はぁ左様で、ですけど。



　　　　松枝知直　　　　<tomom@xxxxxxxxxx>
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