川合孝典です。
#大分、酔っ払った状態で書いているので妙な事はあるかもしれ
#ませんが

----- Original Message ----- 
From: "yoshi" <yosihisa@xxxxxxxxxx>
To: <ml@xxxxxxxxxx>
Sent: Thursday, April 22, 2004 10:56 AM
Subject: [mysql 09260] Re: MySQL＋DBI/DBD＋Apatchのログについて


> yoshiと申します。
> 私もPerlでDBIインターフェースを使用しているのですが、疑問が
> ありますので、質問させてください。
>
> >またDBIの常識として
> >(1)use strict（Perlの常識レベルですが）、プレースホルダを
> >　使ったほうがよいでしょう。
>
> と書かれていますが、その理由はなぜなのでしょうか？
> （常識がなくてすみませんが・・・・）
> use strictは「変数が初期化していないとエラーになる」と
> 認識しているのですが、それがなぜDBIを使うときに推奨される
> のでしょうか？
まず「初期化されていない」かどうかをチェックするのは-wですよね？
use strictは変数などの宣言を求めるということになります。
なぜ「Perlの常識レベル」かといえば、ラクダ本(プログラミングPerl）で
「保守する人の効率をあげるためのヒント」などで記述されている
ということがあります。
ことDBIに関してはdbi-users（DBIのメーリングリスト）で、use strictして
いれば一発でコーディングミスというケースがあまりにも頻発していた
ことがあります。「DBIを使う」=「ワンライナーじゃない」ということでは
ある意味、必然だと思っています。
少なくともstrongly recommendになってからは、その手のしょーもない
質問は減ったように感じています。

> プレースホルダについては、使うと見やすくなるという利点は
> あると思うのですが、ディバッグのときprint文でsqlを見ようと
> すると、肝心なところが?と表示されてしまい役に立たなく
> なります。これはかなり重要な欠点ではないでしょうか？
なぜプレースホルダがあるかといえば最大の理由はOracleが
プレースホルダをサポートしているということがあるだろうと思って
います。Oracleではプレースホルダの部分を置き換えたSQLを
発行するのではなく、prepareにより一旦コンパイルしたSQLに
対してバインド変数を指定してexecuteするというのは当然の手法
といえます。最近のPostgreSQLでもプレースホルダ（あるいはprepareを
有効にする）がAPIレベルでサポートされています。
またAPIでプレースホルダをサポートしていなくても、prepareの時点で
どこにプレースホルダがあるのかをチェックしておけば処理効率は
あがります。さらに単に埋め込むだけでなく、エスケープをしながら
埋め込んでもらえるという利点もあります。変数の値にシングルクォートが
入っている場合、単純にSQLに埋め込むというわけにはいかないでしょう。
（そのためにquoteメソッドがあるわけなんですが）
またデバッグについては、traceを設定すれば実際に投げている
SQLはわかるはずです。さらにShowErrorStatementプロパティを
設定すればエラーのさい、組みたてられたSQLが見えるはずです。

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川合 孝典 (Hippo2000)
   DBI日本語メーリングリスト管理人、Kansai.pm所属
   kwitknr@xxxxxxxxxx GCD00051@xxxxxxxxxx
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