小岩です。

 そういえば、3人だけ、強固なMS嫌いの人に出会いました。そのうち2人はサーバ側
にSunとOracleでクライアント側がFMVでおそらくVBで作られている基幹システムを
導入している会社のIT部門の課長さんとその部下でした。
 なんだか知らないけれど、徹底的にMSを嫌ってました。サーバ側はMSを排除してあ
るわけですが、どうもクライアント側がMS製品なのが気に入らなくてしょうがない
らしく、なんとかLinuxでクライアントを構成できないかということをしきりに尋ね
てきました。私は「やりゃできますけれど、無理してまでやることはないんじゃな
いですか」というありきたりの返事をしてきました。「できます、完璧です、MSな
んてペッペッペッです」と言ったら商談になったかもしれないですけれど、それじ
ゃあねぇ。
 NTが不安定だというニュアンスのことを言う人には少なからず出会うんですが、本
当に不安定なNTを抱えて困っているわけじゃないようです。ウチで使っているNTと
Oracleの組み合わせも時折理由もなく妙に重くなったりしますが、業務に差し支え
るほど不安定じゃないし。製品単体の評価としては不当におとしめられているよう
な気がして、折も折ですから風評被害みたいなもんかもしれないなぁと思いました
。
 どこかでMSはヒドい、MSはダメだ、MSは腐っていると吹き込まれて、それを信じ切
っているんでしょうねぇ。オタクな技術者にはそういう人はいくらでもいますが、
決裁権のある人にそういう人がいるのはちょっと驚きでした。