ども、小岩です。ご無沙汰しているような気がします。
 このところMySQLで商用な話を続けていましたのでその雑感を流させていただきま
す。掟破りかしら? なんにせよ、まだ一件も決まってませんし……。

1. 想像以上にOracleは多い
 ウチはSun + Oracle屋といっていいんですが、そのウチが想像しているよりもさら
に多くのOracleがあらゆるところにはびこっているように感じました。1〜2年前に
はここまでじゃなかったような気がします。
 で、ベンダというかインテグレータというか、つまりそのOracleを入れた業者が
Oralceまわりをガッチリ握っているという状況があります。そしてIT担当者は思う
ようにいじれずに歯がゆい思いをしているようです。これは状況的にはオフコン時
代と同じなんですが、オープン系は情報がかなり多いですからいじりたくなるのも
わかるように思います。一方で、納入業者としては勝手にいじるのは勘弁して欲し
いというのもよぉ〜〜くわかります。
 ついでにいうと「あぁ、もったいない」という感じのするOracle導入ケースも多い
ように思います。エンタープライズ版の20ユーザのやつが入っているけれど、どう
見ても同時アクセスクライアントは5とか10とかだったり、エンタープライズ版の意
味ないじゃんというのが多々あったり。まぁ納入業者としては安全を見込まざるを
得ないのでしょうがないんでしょうけれど。

2. MySQLとはなんだ?
 Sun + Oracleを高いといい、NT + Oracleを不安定だという。「それならばLinux 
+ MySQLです」と言って歩いてみたんですが、興味は示すんですがイマイチ引きが弱
い。いくつか理由があると思うのでちょっとだけ。
 まず、既存のオープン系のDBシステムに文句があるところはすでにオープン系のシ
ステムを入れているので、今さらLinux + MySQLを見せられても別に驚かない。当た
り前ですが。
 Sun + Oracleと比べたら、まさにSun代とOracle代がちょー安くなるだけで開発工
数は変わりゃしないのは当然なんですが、「PC UNIXだと安い」ということへ過剰な
期待があるような気がします。
 思うに、「まいえすきゅーえる」という音のうち、「まい」というのが弱い。学研
のマイコーチと通じるものがある。あるいはMy Documentsとか。いとうまいとか。
喜多島舞とか。UltraSQLとかSuperSQLとかHiSQLとかThinkSQLとかだとちょびっとく
らい凄そうな感じがしませんか? 個人的にTurboSQLはチャチい感じがします。いや
、他人様のネーミングセンスにケチつけたいわけじゃないですが……。

3. 有料サポートの位置づけ
 「ちゃんと有料のサポートがあるんですよ」と言おうとした時に引っかかったこと
がありました。
 Oracleだと、開発側もサポートを受けてますし、納入される側もサポート契約をし
てDBエンジンそのものに関するパッチだとかバージョンアップサービスだとかを受
けます。納入する側も納入される側も等しくOracleに金を払い、それぞれの領分を
おかさずにサポートを受けることになります。
 私は現在のMySQLのサポートというのは開発側のサポートという認識でいます。こ
れだと商売的には前面に出すべきものなのかどうか微妙なものがあります。年に数
回、最新版のエンジンと周辺ツールが入っているCD-ROMが送られてくるようなサー
ビスをラインナップしませんか? もちろん、できれば安く。
 余談ですが、ご時世というやつなのか保守契約に渋いところが多いですね。スポッ
トでいい、スポットにしてくれという話が多いこと多いこと。

とりとめなくてすいません、とりあえずここまでということで。ご無礼、ご容赦。