mysql:7245
From: Yusuke Naito <Yusuke Naito <naito@xxxxxxxxxx>>
Date: Fri, 21 Mar 2003 11:10:22 +0900
Subject: [mysql 07245] Re: 日本語項目名やテーブル名について
内藤です。 HTMLをはずしたつもりですが、できているかどうか、、、 松枝様のご意見はきわめて格調高く、立派なので、他の方が追従できない でいるようです。私は、どの部分をとっても非のない文章に驚嘆しています。 ML account wrote: > こんにちは。 > > "kosugi" <kosugi@xxxxxxxxxx>さんの > <000701c2ecef$d1464f20$0401a8c0@KIPS04> > "[mysql 07217] Re: 日本語項目名やテーブル名について" > > > システムの開発はただでさえ複雑になりがちなものなのですから、不必要に複 > 雑さを増す要因を追加する必要は無い、がまず最初の点です。 当然ですね。いうまでもないこと。 > テーブル名、フィールド名に限らず、シンボルにおいては物理名と論理名を別 > 個のものとしてその間の対応を対応表等で行う方式はそれこそコンピュータ利用 > の初期の頃から行われている方法ですが、それは便宜的に行ったものではないの > か、単純で直感的なやり方が各種の制約で出来ないから導入したものではないの > か、をまず問いたいと思います。 そうです。直接かけるものならそうしたいと何度思ったことか。 > 2000人月程度の規模の開発を考えた場合、変換表等で物理名と論理名の対応を > 取る等の旧来の方法によって1日30分の時間を取られるとすれば、6.3%程度のロ > ス、 100万/人月の単価では1億3千万程度のロスが発生している事になります。 > この数字は、軽視するには大きすぎる値ですね。 なるほど、このような数字で示していただければ、わかりやすいですね。 一方で、漢字の使えない環境でのロスと相殺した場合にどちらが大きいかは 一目瞭然なはずでしょうから。 > DB等の制約から、全ドキュメントに適用する言語を英語とする、という方策も > 確かにあります。ですが、技術者の問題があるでしょうね、日本国内なら。まず > は言語能力から来る問題。英語を読む事は出来る人はそこそこに居たとしても > (かなり甘い算定ですが)、英語を書ける人は少ない現実があります。結局技術者 > の制約から「英語を使う」というポリシーを押し通す事が出来ず、ワケワカなチ > ャンポンのシンボル名のオンパレードとなります。"TYPEURIAGEMEISAI"とか、 > "MENUKUBUN"とか。 さいわい、そのような事例に遭遇したことはありませんが、昔の雑誌 などにはそんな例があったような気もします。 > もう1つは、日本語と英語(米語)で用語の対応を知っているか、という問題も > あるでしょう。例えば内国企業の会計システムを考えた場合、日本の基準に即し > た用語を英語に置き換える必要があるでしょうが、これはBS出の技術者(なんて > のがゴロゴロしている訳はありませんが)でも難しいでしょう。CPAと公認会計士 > を両方持っているとか、内国と外国の企業両方に勤務して会計をやっていたとか、 > そういう技術者(これはもっと希でしょうが)でも、相当に苦労するでしょうね。 > 内国と外国で会計基準が違う事から、細部ではシンボル名に使えそうな短い適切 > な用語が無い場合が多いのです。日本で雇う事が出来る普通の技術者で可能な事 > ではないですね。 貴重な専門家のご意見で、大変勉強になります。 これぞ国際化のニーズ現場からの声と言ってよいかと。 > 統一的なシンボル名として漢字を用いるのが特殊性を持ち込む事なのか、それ > とも物理名に英語や英数字しか使えない現状が特殊性の産物なのかを考えて頂き > たいと思いますね。漢字も使える、英数字も使える、別に制限は無いよ、という > 事は普遍性では無いのですか。現状の特殊性ではなく普遍性を志向するなら、シ > ンボル名に漢字を使う事に異存は無いはずです。漢字を持ち込む事で問題が生じ > るなら、それは現状に問題を抱えている事の証左でしょう。あるいは、問題を生 > じさせない方法論を確立出来ない人固有の問題とも言えると思います。 システムに携わるものの心構え、その1、というところでしょう。 > プロとしての国際感覚を云々するなら、まず現状を見た方が良いでしょう。シ > ステムの対象となるモノはその国の事情べったりのもの。そういうものを国際化 > 出来ると考えるなら、それこそ国際感覚の欠如そのものでしょう。英語を使うの > が国際化と考えているならそれはナイーブ過ぎる考え、英数字を使う事が国際化 > などというのはあまりにもシンプル過ぎる考えです。 実際のニーズを的確に捉えてこそわかることですね。 > プロが云々と言う話なら、技術的にシンボル名に漢字を使う事の是非を論じる > のは、かなり低位の、枝葉末節な話となるでしょうね。それによりどの様な効果 > が得られるのか、ぼくはそういう話をして来たつもりですが。木を見て森を見な > いのがプロフェッショナリズムと勘違いしていませんか? ううむ、これはきっとわかってもらっていないと思います。 なぜかというと、技術者は自分の視点からの良否をまず考えてしまうので、 顧客・ベンダーすべてをトータルに見るのが困難だからです。それを解決 しようとする姿勢こそが必要なのは言うまでもないことですが、最初から それを避けるような消極的な意見は、ひたすら「保守的」行動になっている からと思われます。技術者には、けっこうそのような保守的な態度の人が 多いのも事実です。 > 実際、目的と方法を取り違える人、制約と基準を取り違える人、狭い視界でし > か物事を考えられない人、こういう人が多すぎます。外国語のみならず日本語に > も不自由な日本人が最近とみに多いという問題もありますね。 しかし、こう言うのも勇気が要りますよ。必ずしも自分がそのような 場合がないと言い切れるものではありませんから、みんなでそういう 努力をしようじゃありませんか、ぐらいの言い方にしないと、場合に よっては突っ込まれるんじゃないですか? > > 松枝知直 <tomom@xxxxxxxxxx> > http://www.argus.ne.jp/~tomom/ > > > > > > -- Yusuke Naito 内藤祐介
7162 2003-03-12 14:00 ["Miyauchi Kazuaki" <] Re:Tomcat4.1 で MySQL Connector/J2.0->3.0 に VerUp するとエラー発生 7167 2003-03-13 20:34 ┗[sharland <sharland@x] 7168 2003-03-13 20:47 ┣["TAKAHASHI, Tomohiro] 7169 2003-03-13 20:52 ┣["TAKAHASHI, Tomohiro] 7170 2003-03-14 09:53 ┣[Kitajima <kitajima@x] 7174 2003-03-14 13:26 ┃┣[<kogai@xxxxxxxxxx> ] 日本語項目名やテーブル名について 7175 2003-03-14 13:29 ┃┃┣["3web" <dvh52252@xxx] 7184 2003-03-15 08:49 ┃┃┃┗[ML account <ml@xxxxx] 7187 2003-03-15 11:56 ┃┃┃ ┗[IWASAKI Dai <dai@xxx] 7194 2003-03-16 21:19 ┃┃┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7195 2003-03-16 23:12 ┃┃┃ ┗[IWASAKI Dai <dai@xxx] 7198 2003-03-17 01:49 ┃┃┃ ┣[SAITO Masaru <daisai] 7199 2003-03-17 02:15 ┃┃┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7200 2003-03-17 03:07 ┃┃┃ ┣[shogo <sho@xxxxxxxxx] 7242 2003-03-21 10:10 ┃┃┃ ┃┗[ML account <ml@xxxxx] 7252 2003-03-21 23:30 ┃┃┃ ┃ ┣[IWASAKI Dai <dai@xxx] 7262 2003-03-22 11:02 ┃┃┃ ┃ ┗[shogo <sho@xxxxxxxxx] 7269 2003-03-22 11:57 ┃┃┃ ┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7202 2003-03-17 10:04 ┃┃┃ ┣[Sumito_Oda <oda@xxxx] 7206 2003-03-17 20:26 ┃┃┃ ┃┗["TAKAHASHI, Tomohiro] 7203 2003-03-17 12:56 ┃┃┃ ┣[Takahiro Kaneko <kan] 7207 2003-03-17 22:55 ┃┃┃ ┗[Tomoyuki Ishino <ish] @ 7208 2003-03-17 23:23 ┃┃┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7209 2003-03-17 23:48 ┃┃┃ ┣["名執 聡" <s-natori] 7211 2003-03-18 03:51 ┃┃┃ ┗[Tomoyuki Ishino <ish] 7212 2003-03-18 04:44 ┃┃┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7214 2003-03-18 08:51 ┃┃┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] @ 7215 2003-03-18 10:06 ┃┃┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7216 2003-03-18 10:34 ┃┃┃ ┣[近藤 正博 <echo@xxxx] 7217 2003-03-18 10:43 ┃┃┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7241 2003-03-21 10:10 ┃┃┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] -> 7245 2003-03-21 11:10 ┃┃┃ ┣[Yusuke Naito <naito@] 7247 2003-03-21 11:16 ┃┃┃ ┣["kosugi" <kosugi@xxx] 7267 2003-03-22 11:57 ┃┃┃ ┃┗[ML account <ml@xxxxx] 7274 2003-03-22 14:37 ┃┃┃ ┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7250 2003-03-21 13:28 ┃┃┃ ┣["TAKAHASHI, Tomohiro] 7268 2003-03-22 11:57 ┃┃┃ ┃┗[ML account <ml@xxxxx] 7251 2003-03-21 23:10 ┃┃┃ ┣[IWASAKI Dai <dai@xxx] 7266 2003-03-22 11:57 ┃┃┃ ┃┗[ML account <ml@xxxxx] 7272 2003-03-22 14:18 ┃┃┃ ┃ ┗[IWASAKI Dai <dai@xxx] 7253 2003-03-22 00:27 ┃┃┃ ┣[SAITO Masaru <daisai] 7254 2003-03-22 01:31 ┃┃┃ ┗[Takahiro Kaneko <kan] 7255 2003-03-22 07:35 ┃┃┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7256 2003-03-22 08:22 ┃┃┃ ┣["kosugi" <kosugi@xxx] 7258 2003-03-22 10:21 ┃┃┃ ┃┗[Yusuke Naito <naito@] 7259 2003-03-22 10:23 ┃┃┃ ┃ ┣["kosugi" <kosugi@xxx] 7260 2003-03-22 10:25 ┃┃┃ ┃ ┣["kosugi" <kosugi@xxx] 7261 2003-03-22 10:34 ┃┃┃ ┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7270 2003-03-22 13:29 ┃┃┃ ┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7271 2003-03-22 13:56 ┃┃┃ ┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7273 2003-03-22 14:36 ┃┃┃ ┃ ┗[Yusuke Naito <naito@] 7276 2003-03-22 15:02 ┃┃┃ ┃ ┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7277 2003-03-22 15:17 ┃┃┃ ┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7278 2003-03-22 15:24 ┃┃┃ ┃ ┗["TAKAHASHI, Tomohiro] 7304 2003-03-23 10:16 ┃┃┃ ┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7257 2003-03-22 10:07 ┃┃┃ ┣["kosugi" <kosugi@xxx] 7263 2003-03-22 11:05 ┃┃┃ ┣[Taku Fukagawa <web@x] 7265 2003-03-22 11:57 ┃┃┃ ┗[ML account <ml@xxxxx] 7177 2003-03-14 14:55 ┃┃┗["kosugi" <kosugi@xxx] 7181 2003-03-14 22:35 ┃┣["TAKAHASHI, Tomohiro] 7182 2003-03-14 22:49 ┃┗["TAKAHASHI, Tomohiro] 7176 2003-03-14 14:33 ┗[Takeyuki Miyagawa <m] 7189 2003-03-15 14:06 ┗[sharland <sharland@x] 7352 2003-03-25 11:04 ┗[Takeyuki Miyagawa <m]