mysql:13775
From: "Yasuda, Hiroyuki" <"Yasuda, Hiroyuki" <Hiroyuki.Yasuda@xxxxxxxxxx>>
Date: Mon, 5 Mar 2007 10:28:21 +0900
Subject: [mysql 13775] Re: Falcon技術解説記事の寄稿
安田と申します。 > -----Original Message----- > From: Yoshinori Matsunobu [mailto:ymatsunobu@xxxxxxxxxx] > Sent: Saturday, March 03, 2007 2:48 PM > To: ml@xxxxxxxxxx > Subject: [mysql 13774] Falcon技術解説記事の寄稿 > > 松信です。 > > MYCOMジャーナルさんに、Falconの技術解説記事を寄稿しました。 > http://journal.mycom.co.jp/special/2007/falcon/ > > 以下のテーマについて概要の解説をしています。 > ...以下略 松信さんの記事をざっと読みました。 思ったところをつらつらと述べてみますと、以下の3点が私の感想です。 1) FalconエンジンとInnoDBエンジンとの技術的な比較がわかりやすいです。 興味が引かれたところは、トランザクションの分離レベルのところです。 とあるアプリで、InnoDBで1クエリが数十秒かかる多段サブクエリのSQLで テーブルロックがかかってしまい、他のクエリがタイムアウトしてしまう現象が 多発しているのですが、Falconを導入した際には避けられそうです。 まあ、個人的にはそんなテーブルやSQL作るなよ、と思うわけですが、 Oracleと同様に使えると勝手に思い込んでいて、パフォーマンスが劣化する 状況がかなり多発しています。 2) I/Oを減らしてパフォーマンスの向上を目標とするところも理解できます。 現在Oracle 10gR2と比較してInnoDBのパフォーマンスは残念ながら 比べる対象になりません。 Community Editionなら理解できますが、Enterprise Editionと名乗り、 サポート対価を要求するのならば、それなりのパフォーマンスを実現していただく 必要があるかと思いますので、がんばっていただきたく存じます。 3) 記事上足りなかったのはデータ型としてのUTF-8への対応状況です。 自分は現在Unicode3.2に完全に対応しているかどうか、 という点は非常に興味を持って見ています。 OracleでもMS SQLServerでも現在利用しているバージョンによっては 完全にクエリを実行できないというネタですから。 以上、今後もよろしくお願いいたします。 -------- YASUDA, Hiroyuki Manager of Technology, Technical Management Dept. Sony Global Solutions, Inc., Tokyo, Japan. E-Mail: Hiroyuki.Yasuda@xxxxxxxxxx
13774 2007-03-03 14:47 ["Yoshinori Matsunobu] Falcon技術解説記事の寄稿 -> 13775 2007-03-05 10:28 ┗["Yasuda, Hiroyuki" <]