MySQL 4.1.6版がリリースされました。ソースとバイナリー形式
で以下とミラーサイトよりダウンロードできます。

http://dev.mysql.com/downloads/

ミラーサイトは必ずしもアップデートされているとは
限りません。ミラーサイトで求める版がない場合は後ほど
チェックしなおすか、違うサイトを選んでください。

これは4.1 ガンマの３度目のリリースです。大部分はプロダクション
リリースに向けてのバグ修理です。

それぞれの修正されたバグについてはhttp://bugs.mysql.com/
を参照してください。

4.1.6での変更

   追加および変更機能
     * 追加オプション：クライアントのコマンドラインに --sigint-ignore
を設定するとSIGINTシグナルを無視するようになります。コントロールＣを
押した結果になります。
     * InnoDB: パージがなかなか作動しないとき用に、スタートアップ
オプションを追加し、更にグローバル変数のinnodb_max_purge_lagも追加
してINSERT, UPDATE and DELETEのオペレーションを遅延させます。このパラメータ
のデフォルトの値はゼロで、遅延がないことを示します。マニュアルの
「複数の版の実装」の章を参照してください。
     * InnoDB: 4.1.5で挿入されたinnodb_autoextend_increment のスタートアップ
オプションはセットされるグローバル変数として扱えるようになりました。
       (バグ番号 #5736)
     * TIMESTAMPコラムはNULL値を格納できるようになりました。そのような
コラムを生成するために、コラムの仕様にNULL属性を設定しなければ
なりません。(他のコラムのタイプのようではありません。TIMESTAMPコラムは
デフォルトではNULL値を取りません。）
     * ALTER TABLE が１つのAUTO_INCREMENTコラムをもう一つのAUTO_INCREMENT
コラムに変換するとゼロの値をキープします。(これはコラムを全然変えない
ケースも含みます。）
     * ALTER TABLEがあるコラムをTIMESTAMP NOT NULLコラムに変換するとき
NULLの値を現在のtimestamp の値に変換します。 (TIMESTAMP変数をゼロにセット
することで、前のように振舞わせることができます。）
     * ウインドウでは、パッケージに含まれるMSQLコンフィギュレーション・ファイル
は今`.cnf'の代わりに`.ini' を使います。

   修理されたバグ:
     * ブール代数のエクスプレション内のsubselectでprepared statementを
実行しようとするとサーバーがクラッシュするバグの修理
       (バグ番号　#5987)
     * サーバが異なったプレースホルダーの値でprepared statementに対する
最適でない実行のプランを選択するバグを修理。(バグ番号　#6042)
     * InnoDB: 行き過ぎたセメフォアの待ちをシステムクロックのグリッチ
でも問題なきように修正。(InnoDBにロードが掛かっているときにシステム
タイムが調整されてもサーバーがクラッシュしない。）(バグ番号 #5898)
     * InnoDB: InnoDB FOREIGN KEY パーサーを修正。名前に`#'を含む
ALTER TABLEを受付なかったバグを修正。(バグ番号 #5856)
     * InnoDB: ALTER TABLE DISCARD　TABLESPACE のバグを修正。 (バグ番号 
#5851)
     * InnoDB: SHOW CREATE TABLEはSET SQL_MODE=ANSIとSET 
SQL_QUOTE_SHOW_CREATE=0
のセッテングをＯＫ．(バグ番号 #5292)
     * REVOKE ALL PRIVILEGESとGRANT OPTION FROM ユーザを修正し全ての権限が
正しく取り除かれることを確認。(バグ番号 #5831)
     * 文字セットの変換がpreparedモードで暗示的に設定されて
いるときにサーバーがクラッシュするバグを修正。例は
        LIKE CONVERT('abc' as utf8)　の'abc'. (バグ番号　#5688)
     * mysql_change_user()の C のAPI関数は接続に関連する全ての
prepared　statements をリリース。(バグ番号 #5315)
     * prepared statementを使用しながら、AUTO_INCREMENTコラムに
NULLを挿入しようとすると失敗するバグの修正。 (バグ番号 #5510)
     * スレーブSQLスレッドを修正して、リプリケートするSET 
COLLATION_SERVER...
ステートメントがポジションを進めないように。 (アップデート・クエリ
の前に割り込まれたら、SETをやり直せるように。） (バグ番号 #5705)
     * スレーブSQLスレッドがクエリで構文エラーを発見した場合
(マスターが成功裏にパースした後では非常にまれだが）終了する。
(バグ番号 #5711)
     * ディスクが一杯かディスクのクオータを超えたために
MyISAMテーブルへの書き込みが失敗した場合、10分毎にエラーログにメッセージ
を書き込んで、十分なディスクスペースが確保されるまで書き込みが続く。(バグ番号 
 #3248)
     * MySQLはselect　listでレファレンスされたが、
GROUP BYクローズをリゾルブ するとき、Fromクローズに
関わっているほかのテーブルのコラムから名前が変わったコラムは好まれません。
 (例 SELECT t1.a AS c FROM t1, t2 ORDER BY a t1とt2テーブルがコラム
を含めば、エラーなります。） (バグ番号 #4302)
     * NULLの値を含むコラムをAUTO_INCREMENTコラムに変換するALTER TABLE
の動作はNO_AUTO_VALUE_ON_ZERO モードに左右されません。(バグ番号 #5915).


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Matt Wagner, プロダクション　エンジニア
MySQL AB, www.mysql.com
ミネソタ州, ノーフィールド市、USA
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Zen Kishimoto                        zen@xxxxxxxxxx
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