いわさきです。
なんか質問には答えてくれないままですが、

At Fri, 21 Mar 2003 10:10:57 +0900,
ML account wrote:
> 　2000人月程度の規模の開発を考えた場合、変換表等で物理名と論理名の対応を
> 取る等の旧来の方法によって１日30分の時間を取られるとすれば、6.3%程度のロ
> ス、 100万/人月の単価では１億３千万程度のロスが発生している事になります。
> この数字は、軽視するには大きすぎる値ですね。

これは、漢字を導入しないことで生じるロスを指しているのですが、
[mysql 07242] でおっしゃっているように漢字を導入する際には

> 漢字化する場合、その様なトラブルが無い事を検証した上で行うのですね。

このような検証作業が必要になります。これによるロスの大小を論じる
必要はありますよね。しかし、具体的にはどのようなことを検証するので
しょうか？ そしてそれは、いかなる漢字入力ができないクライアントをも
サポートしないという将来に対する不確実な制約になります。

片や現状で発生するロスで、もう片方は将来に対する不確実な制約。これは
片方が優位であるとは思えません。


> 　プロとしての国際感覚を云々するなら、まず現状を見た方が良いでしょう。シ
> ステムの対象となるモノはその国の事情べったりのもの。そういうものを国際化
> 出来ると考えるなら、それこそ国際感覚の欠如そのものでしょう。

なにも国際化といっても、ソフト自身を外国に通用させることだけとは限りません。
たとえ国内の会社の、日本や社内事情べったりなシステムだとしても、数年後には
中国人、タイ人、マレーシア人、などの外国人が保守をしているような将来像を
考えたことはまったくありませんか？ もしもそのような事態になる可能性があれば

> 英語を使うの
> が国際化と考えているならそれはナイーブ過ぎる考え、英数字を使う事が国際化
> などというのはあまりにもシンプル過ぎる考えです。

とは思わずに「とりあえず英数字にしておこう」と考えてもいいのではないで
しょうか。

> 　プロが云々と言う話なら、技術的にシンボル名に漢字を使う事の是非を論じる
> のは、かなり低位の、枝葉末節な話となるでしょうね。それによりどの様な効果
> が得られるのか、ぼくはそういう話をして来たつもりですが。木を見て森を見な
> いのがプロフェッショナリズムと勘違いしていませんか？

私には「プロフェッショナリズム」などという深遠な概念はわかりませんが、
「漢字を使うことによる効果」のなかには、「日本人にはわかりやすくなっても
外国人にはわかりにくくなるよね」とか「かな漢字変換できないクライアントを
排除しなきゃいけないね」とかの負の効果もあります。それらが木であって、
松枝さんの論が森であるというなら、そうかもしれませんが、実際に作業する
エンジニアは木を見ることが必要なことです。



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いわさきだい  <dai@xxxxxxxxxx>